熊本県警察 熊本県トラック協会
飲酒運転による交通事故は
平成19年の飲酒運転厳罰化、平成21年の行政処分強化などにより
年々減少しているものの近年では下げ止まり傾向にあり
依然として飲酒運転による悲惨な事故は後を絶ちません。
熊本県内での
飲酒運転事故の実態
10年間で県内での飲酒運転事故件数は減少しているものの
死亡事故にもつながっており根絶には程遠い状況です。
一人一人が意識を高く持ち、自身だけでなく家族・友人など互いに注意をして
飲酒運転撲滅を目指しましょう。
令和6年、自転車の飲酒運転の罰則が強化されました。
当然、自転車も飲酒運転してはいけません。
飲酒運転による時間帯別の事故発生件数
(令和1年から令和5年累計)
18時から0時の6時間で50件
6時から12時の6時間で49件
発生しています。
時間帯に関係なく、飲酒運転や二日酔い運転による交通事故は多く発生しています。
特に注意していただきたいのは、お酒を飲み過ぎた場合、飲酒会合のあとタクシーや代行で帰宅したから大丈夫という訳ではないという点です。
翌朝、体にお酒が残った状態での通勤時間帯における飲酒運転いわゆる二日酔い運転での交通事故も多く発生しており、同時間帯の飲酒検問により検挙されるケースも目立っています。
少し睡眠をとったからといってアルコールが抜け切れている訳ではありません。
朝早くから運転をされる方は、出勤前に少しでもお酒が残っているかもしれないと感じた場合は絶対に車を運転しないよう、職場やご家族を含め注意していただきたいと思います。
翌朝、体にお酒が残った状態での
二日酔い運転での
交通事故も多発
職場やご家族を含め注意していただきたいと思います。
飲酒時には、
安全運転に必要な情報処理能力、
注意力、判断力などが
低下している状態になります。
飲酒運転は極めて悪質・危険な犯罪です。
年間検挙件数
上記は令和5年中に飲酒運転で
検挙された件数です。
令和5年熊本県内での
飲酒運転による検挙の統計
(令和5年熊本県飲酒運転実態調査調査結果による)
飲酒運転をした動機
年代別
20〜60代が高水準
曜日別
週末(金・土・日)の発生が
全体の約半数(49%)
飲酒先別
スナック・バーが最多
次いで自宅
飲酒相手
全体の約半数が
単独での飲酒
上記の統計データによると
週末に飲食店等で、
一人で飲んだ時
飲酒運転で事故を起こして発覚するケース
が増加しています。
罰則・行政処分について
運転者に対する処分
飲酒運転の種類 | 運転者の状態 | 罰則 | 違反点数 |
---|---|---|---|
酒酔い運転 | アルコールの影響により正常な運転ができない状態 | 5年以下の懲役 または100万円以下の罰金 |
35点 (免許取消、欠格期間3年) |
酒気帯び運転 | 呼気中のアルコール濃度0.25mg/L以上 | 3年以下の懲役 または50万円以下の罰金 |
25点 (免許取消、欠格期間2年) |
呼気中のアルコール濃度0.15mg/L以上0.25mg/L未満 | 3年以下の懲役 または50万円以下の罰金 |
13点 (免許停止90日間) |
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※前歴及びその他の累積点数がない場合
運転者以外にも
厳しい処分がまっています
車両の提供者
酒酔い運転
5年以下の懲役
または100万円以下の罰金
酒気帯び運転
3年以下の懲役
または50万円以下の罰金
酒類の提供者
酒酔い運転
3年以下の懲役
または50万円以下の罰金
酒気帯び運転
2年以下の懲役
または30万円以下の罰金
車両の同乗者
酒酔い運転
3年以下の懲役
または50万円以下の罰金
酒気帯び運転
2年以下の懲役
または30万円以下の罰金